導入事例(電気・ガス業)

電気・ガス事業におけるソリューションとは

電気やガスのような重要インフラを安定的に維持するためには、多大な管理コストがかかります。しかし現在日本の人口は減少し続けているため、これまでと同じように管理コストを賄うとなると国民一人当たりの負担が増大する傾向にあります。 負担をこれ以上増やさないようにするためには、これまでとは異なる方法でインフラ設備を維持する体制を構築しなければいけません。そのため、重要インフラ業界ではDXが進められています。DXによって機械に任せられる部分が増えると人手不足が解消されるため、インフラの管理コストの削減が期待されます。 ですがDXによりインターネットを通じて外部と接続する機会が増えるにつれ、インターネットを介して外部からサイバー攻撃を受ける危険が高まることも考えられます。電気やガス業で用いられているOTシステムはセキュリティ対策を行い、システムを安全かつ安定的に稼働させることが求められます。

重要インフラにこそ入念なセキュリティ対策が欠かせない

海外では実際に、サイバー攻撃を受けてマルウェアに感染し、システムが乗っ取られた結果大規模な停電が生じたという事例もあります。電気やガスなど重要インフラがサイバー攻撃を受けて停止した際の経済的損失は莫大なものになり、人命にかかわるインシデントとなる可能性もないとは言い切れません。重要インフラを支えるシステムに侵入されないよう、入念なセキュリティ対策を行うことが大切です。

またセキュリティ対策には十分な知識を持った人員が必要となりますが、社内にそのような人がいないケースも想定されます。当社ではセキュリティ対策を運用するサービスも行っているため、お客様の社内にセキュリティ運用のリソースが足りない場合でも適切な対策を行うことが可能となっております。

iSECが提供するソリューション

ネットワークに接続された機器のログや通信状況、操作等を常時監視し、セキュリティインシデントを発見します。ネットワークやシステムに対して24時間365日体制でモニタリングを行い、異常を検知した際には調査、対応、報告をワンストップで提供します。なお、組織内にSOC担当者が既にいらっしゃる場合は「SOC支援サービス」を提供いたします。

社内に流れるネットワークのトラフィックやパフォーマンスを分析することで、ネットワークのループやボトルネックといった課題の原因を特定することができます。当社で提供するネットワークアセスメントでは、組織内のネットワーク全体を俯瞰しすべてのデバイスを把握することでセキュリティ事故を防止することができます。

被害を防ぐためには「セキュリティ事故は起こるもの」という前提を踏まえた対策を行っていくことが大切であるとされています。そのためにはまず自社で起こりえるリスクを把握し、そのリスクに対して有効なセキュリティポリシーを策定していくことが大事です。当社ではセキュリティ対策の第一歩として、リスクアセスメントサービスを提供しております。